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eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第3章 躾られたBEAST
熱い精が放たれたと同時に、美名は身体をビクリと震わせ涙を流した。
「……美名」
綾波は、快感の余韻からまだ醒めずに美名の乳房を弄んでいたが、驚いて指の動きを止めた。
美名は、両手で顔を覆い身体を折りしゃくり上げる。
抱き方が乱暴だったのだろうかと心配がよぎった。
(やはり……俺が感じた違和感は間違いなかったか)
美名を最後の女と決めている。
生半可な想いでプロポーズをしていない。
色んな事を乗り越えて来たのだ。ちょっとやそっとの事で動じないという変な自信がある。
見ていて可哀想になる程に苦し気に泣きじゃくる美名を抱き締めながらーー彼女が何を語るのか、或いは何も言えないのかも知れないが、総て受け止めよう、と心に決めた。