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eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第3章 躾られたBEAST
美名の目が涙で盛り上がる。
「剛さんっ……私」
「……うん、なんだ?どんな愛の言葉でも大歓迎だぞ?」
「ち……違っ……バカアッ」
「また言ったなバカて」
綾波は、指で軽く美名の額を小突いた。
口付けて抱き締めて乱れさせて啼かせたい――
そんな甘やかな欲望がまた身体の奥から溢れて来る。
当分は時間も何も気にしなくてもいいのだ。好きなだけ二人で抱き合って時を過ごす事が出来るのだから――
「わ、私っ!」
耳元ですっとん狂に叫ばれ、綾波の鼓膜がビリビリと痛んだ。
「姫様……お前の声は時として凶器になるって……そろそろ自覚してくれ」