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eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第3章 躾られたBEAST


「おい、それは何の真似だ」

 綾波がシーツを掴むと、美名は悲鳴を上げて避け、弾みでベッドから転げてしまう。

「いったあ……」

 壁に頭をぶつけて泣きそうな顔の美名だったが、綾波と目が合うと、またシーツを被って丸まった。

「何の新しい遊びだそれは」

 綾波が無理矢理シーツを引きずり降ろす。美名は真っ赤に目を潤ませていた。
 頬も唇も深紅に染まり、裸の肩までがほんのり桜色だ。
 
「俺から逃げても無駄だ」
「……っ」
「恥ずかしいのか?ん?」
「し……知らない」

 そっぽを向こうとする美名の顎を掴みこちらを向かせ、綾波は妖艶な光をその瞳に宿し、低く囁いた。

「知らなくないだろ……さっき俺に何て言ったか覚えているだろ……」

 はにかむ恋人を滅茶苦茶に抱き潰したい衝動にかられ手を伸ばしかける。
 が、拳を握り締めてこらえた。本当に潰してしまいそうだからだ。




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