この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あたしに全部見せなさいっ!~大学編~
第7章 種明かし

「……そういうことだったんだ」

 谷内くんの話で、ようやく合点がいった。引っかかっていた部分も納得がいく。
 柚留がポスターの撮影を引き受けたことも、あそこまで頑なに荒巻先輩との関係を話さなかったことも。
 仲のいい友達の色恋が関係していたのなら、仕方ないか、という気持ちにもなった。

「谷内くんと荒巻先輩、上手く行きそうなの?」
「どう、かなあ」

 さっと目を逸らす柚留。その反応を見る限り、あんまり脈がない様子だった。

「ねえ、今度あたしも連れてってよ。ポスターの撮影」
「ええっ!?」

 柚留が弾かれたようにあたしを見る。

「や……やだよそんなの。恥ずかしいんだってばっ」
「なんでよ、ワンピース姿は一回見てるのに」
「見てるならいいじゃんかー」
「やーだっ」

 珍しく、柚留が首を縦に振らない。

「谷内くんには見せてるでしょっ。男友達には良くて、彼女はダメなのかー!」
「だ、ダメでしょ普通に……っ」

 なかなか折れない頑固な柚留。あたしは少し考えて、こう提案をした。

「……だったら、二人きりの時にそれ、着てみせて? そうだなぁーー今夜ベッドで」

 何か言おうと開きかけた口を、あたしの唇で塞ぐ。
 嫌なんて言わせない。たくさん心配したし、悲しい気持ちにだってさせられたんだから。
 柚留がちゃんとあたしのだって確認できるまで、今夜は寝かせてあげないんだから。
/126ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ