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あたしに全部見せなさいっ!~大学編~
第8章 男の娘とのベッドイン!
その日は月が明るかった。部屋の明かりを消しても、柚留の姿がよく見えた。
今日は珍しくあたしの部屋に柚留を呼んだ。
「わあ、かっわいい! 本当に女の子みたいっ!」
柚留がその言葉をあまり好かないのを知っていたけれど、ついつい口をついて出てしまった。
だって、似合いすぎっ。化粧もしないでただ着替えただけなのに、美少女にしか見えなかった。
「もう……意地悪」
恥ずかしそうに顔を伏せて、それだけ。柚留は女の子みたいという言葉を嫌がる。彼女であるあたしの前では男の子らしく振る舞いたいという、当然のプライドもちゃんと持っている。
それを知ってから、あまり使わないようにしてたけど、だって! 可愛いすぎる!
「ごめんごめん、でも意地悪じゃなくて褒めてるのっ」
あたしは嬉々としてそう弁解した。
唇を尖らせる柚留。そんな表情も可愛い。
「もう、着替えていい?」
「だーめ」
お互いの家に帰って、柚留が家に来て、お母さんが大喜びで夕飯を振る舞って、ようやくあたしの部屋で着替えてまだ五分しか経ってない。
「今日はその格好でやろうよ」