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第5章 激情のお仕置きタイム

　したいって気持ちもあまりなかったけど、記事に書かれた最後らへんの文があたしの背を押した。

『人間口ではなんとでも言えます。愛してるでも、君だけだよ、でも。だからこそ、恋人が本当にあなたを愛しているのか、見極めるのは難しいのです。アブノーマルなプレイは、時に本当の愛情を計ってくれます。恋人があなたを、心の底から愛しているのなら、あなたが望めばどんなプレイでもしてくれるはずなのです。さあ、試しましょう。あなたの恋人は、あなたのためにどこまで耐えてくれるでしょうか？』

　なんだかよくわからないけれど、もっともらしく書かれているともっともなような気がしてくるから不思議だ。
　ーー柚留の愛情を試す。もとからあたしの言うことならなんでも聞いてくれた柚留。それだって、あたしのことを好きだったからだ。
　今も変わってないのなら、アブノーマルなプレイもしてくれるかな？
　記事にもう一度ざっと目を通し、あたしは決めた。
　明日おもちゃを使って、柚留の気持ちを試すーー。