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あたしに全部見せなさいっ!~大学編~
第5章 激情のお仕置きタイム
翌日。学校に行くと、校門のところでちょうど柚留を見つけた。あっちもあたしに気付いたらしく、駆け寄ってくる。
「おはよーまりねちゃん。まりねちゃんも二限からだった? 一緒に来れば良かったねー」
いつもなら、きゅんとするような柚留の癒し系笑顔。でも今日は、全然きゅんきゅんしない。
昨日のことはなかったみたいな顔をして、むかつく。そういう笑顔を他の子にも向けてるって思うと、なおさらだった。
無言なあたしに柚留は軽く首をかしげた。
「そういえば、昨日は早く寝ちゃってた? 連絡、したんだけど……」
「ねえ」
「ん?」
柚留の言葉は遮って、あたしはある提案をした。
「授業始まるまでまだ時間あるでしょ? ちょっと付き合って」
「いいよー、またサークルの何か?」
「違う、いいから、こっち。……柚留のこと、ちゃんと確かめたいの」
「確かめる?」
柚留はあたしの言葉の意味がよくわからないらしく、怪訝そうな顔をしながらもおとなしくついてきていた。