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あたしに全部見せなさいっ!~大学編~
第5章 激情のお仕置きタイム
「……ここ、入るの?」
柚留を連れていったのは、人のいない空き教室。高校の教室と同じくらいの広さで、あまり大学っぽくない。
受講者が少ない講義で使うのかな。まあ、そんなこと今はどうだっていいんだけど。
「ほら入って」
「勝手に入って怒られないかな……」
「バレなきゃ大丈夫!」
ドアのところで止まっている柚留の背中を押す。柚留を教室に無理やり入れて、あたしも中に入った。そのままドアを背中で閉めて、逃げ道を塞ぐように立った。
「……まりねちゃん?」
「ねえ。柚留はあたしのこと、ちゃんと好きって言ったよね?」
「ん?」
なんの話? とでも言うように、柚留が首をかしげる。そのあとすぐに穏やかに笑って、頷いた。
「当たり前じゃんっ。大好きだよーっ」