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あたしに全部見せなさいっ!~大学編~
第5章 激情のお仕置きタイム
「ふーん」
やっぱり、そんな簡単に気持ちよくなれるもんじゃないんだ。
「ねえ、いつまでつけてたらいいの?」
「まだ。大学が終わるまでダメ!」
「無理だよ……っ」
柚留は泣きそうな顔で首を振る。
「ダメなものはダメ。柚留の気持ちこれではかるの!」
「……僕の気持ち?」
サイトに載っていた説明を思い返しながら、柚留の困ったような顔を見つめる。
これで柚留の気持ちを確かめるなんて本当にできるのかな、と疑問も浮かぶけど、他に方法も浮かばなかった。
「ほら、授業行くよ! 遅れちゃう」
一緒の授業だ。柚留の隣を通り、空き教室を出る。
「待って、本当にこのまま!?」
「もちろんよっ」
蒼白な顔で凍りつく柚留の手を引いて、授業がある教室を目指して歩きだした。