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あたしに全部見せなさいっ!~大学編~
第5章 激情のお仕置きタイム
嫌がる柚留を無理やり連れて、目的の教室に行く。必須科目だから、受けてる人も多かった。大きな講堂では、真ん中に教授が立って講義を行う。あたしと柚留はなるべく後ろの席を選んだ。
「……気持ち悪い。ねえ、取っちゃダメ?」
隣から、小声で尋ねてくる柚留。あたしはシカトを決め込み、ルーズリーフや参考書、筆記用具などを準備する。
これ以上言ってもあたしがイライラするだけだと察したのか、柚留も黙って授業の準備を始めた。そんな様子をしり目に、あたしは自分の鞄にそっお手を突っ込んだ。
そのおもちゃは、ただ入れとくだけのものじゃない。リモコンがあって、振動をなんパターンか変えられる、いわゆる遠隔操作ができるローターなのだ。授業が始まったら、もっといじめてやるつもりだった。
柚留が他の子と話してるのが悪いんだから。柚留はあたしのもの。今は、湧き出してくるドロドロした独占欲を満たしたい気持ちでいっぱいだった。