この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたしに全部見せなさいっ!~大学編~
第5章 激情のお仕置きタイム
五分ほど遅れて教授が講堂に入ってきた。ざわついていた室内が徐々に静かになっていく。
出席用の紙を配り、講義が始まった。
柚留もおとなしく講義に意識を向けている。あたしはそんな柚留を見つめながら、そっと鞄に手を差し入れてリモコンのスイッチをオンにした。
「……っ!?」
瞬間、柚留の体がぴくんとはね上がった。
「な……あ……っ」
まだ一番弱いやつにしてあるけど、ちゃんどローターは振動を始めたみたい。柚留の反応でまるわかりだ。
「な、何? まりねちゃん……っ」
あたしを振り向き、囁くように訴えかけてくる柚留。しかめた顔が扇情的だった。
「え、どうかした?」
同じく小声で問い返しながら、わざとらしく首をかしげてみる。
「中……、う、動いてるよ……っ」
「あれ、なんでだろうね?」
柚留の手が、あたしの服の袖をぎゅっと握った。