この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あたしに全部見せなさいっ!~大学編~
第6章 真実を探れっ!

 ぐいぐいと引っ張られる。詩織の力は強くて、あたしはずるずると、廊下を引きずられた。あっという間に教室のドアの前だ。

「……開けるよ? 二人の間に乱入して、一発ずつ殴ってやれ」
「そ、そんなこと……」
「もしあんたができないなら、あたしが代わりに殴ってくる」

 詩織の横顔を見ると、睨むように教室を見据えていた。
 詩織がそんなことを言ってくれるなんてと、胸が熱くなる。
 思えば不器用すぎたあたしの恋愛をいつも本気で応援してくれたのは詩織だった。悩みもノロケも、笑いながら聞いてくれた。
 あたしの柚留への想いを、一番理解してくれてるのは間違いなく詩織だ。
 そうだ、うじうじ悩んで、肝心なところで逃げてちゃダメだ。
 自分の恋愛なんだから、自分でけじめをつけなくちゃ。

「大丈夫、自分でちゃんと決着つけるよ」

 あたしはドアに手を伸ばした。緊張で手が震える。
 覚悟を決めて、ゆっくりと、開けた。
/126ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ