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ご主人様=ドSせんせい
第9章 告白☆揺れる気持ち
店の入口で、花菜と流河にバイバイをして、私と柊斗は駅に向かう。
歩いていると、急に柊斗が私の手を握った。
ビックリして、その手を離そうとすると、柊斗にさらにギュッと握られてしまった。
「ね、愛音ちゃん。」
「ん?なーに?」
「俺さ、入学式で愛音ちゃん見てから、ずっと気になってたんだよね。今、彼氏いるの?」
彼氏…そう言われて、先生の顔が浮かんだけど、私は笑顔で答えた。
「いないよ。」
「じゃ、俺も候補に入れてもらえるわけだね。最初は友達から仲良くして。」
「うん、こちらこそ。仲良くしてね。」
そう返事をしてしまったけど、突然の告白に私は正直、戸惑っていた。
頭の中はいまだに先生で一杯だったから。
でも、まだ友達だから、別にいいよね。
そんな事を考えていた。