この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ご主人様=ドSせんせい
第9章 告白☆揺れる気持ち
今日はとうとう音楽の授業がある日。
いくら先生を避けていても、こればっかりは、避けるわけにも行かず、私は気持ちを落ち着かせようと、ドアの前で深呼吸する。
今日は風邪で花菜が休み。
正直1人で座るのは、心細い。
そう思っていると
「愛音ちゃん、何してるの?入らないの?」
後ろから、柊斗に声を掛けられた。
「あっ、うん。今日1人だからどこ座ろうか、悩んでたの。」
「じゃ、俺の隣りに座って。」
柊斗はそう言って、私の手を取り音楽室へ入る。
手を握られたまま音楽室へ入ると、既に来ていて女子達に囲まれてる榊原先生が、私をチラッと見る。
柊斗に握られた私の手をジーッと見て、少しムッとした表情で、私をまた見る。
何でそんな顔で私を見るの?
先生には翠川先生がいるんだから、関係ないのに。
先生の視線から、私は瞳をそらした。