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ご主人様=ドSせんせい
第9章 告白☆揺れる気持ち

「今日は数分ずつ1人1人、課題曲のレッスンをするので、1人ずつ準備室に入ってください。」
先生がそう言って、私をチラッと見て微笑んで準備室に入っていった。
わざとだ…。
2人きりになるために、こんな事までするなんて。
何だか先生に会うのが怖くなった私は
「ごめん。柊斗。私体調悪くなったから、帰るね。榊原先生に伝えておいて。」
「えっ?大丈夫?送って行こうか?」
柊斗が私を心配してくれる。
「大丈夫。1人で帰れるから。」
そう言って、私は音楽室を出た。
今は、先生とは何も話したくない。
こんな気持ちで先生と、話したって、別れる事になりそうで、私は先生と向き合う事が出来ずにいた。

