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ご主人様=ドSせんせい
第10章 不安☆雨に打たれて
「来てくれて良かった。」
体は雨のせいですごく冷えていて、先生が来てくれた安心感からなのか、私は先生の腕の中に倒れてしまった。
「愛音!大丈夫か?」
先生が私を抱き上げて、車の中に乗せる。
「とりあえず、俺の家いくぞ。」
そう言って車を走らせた。
体が寒い。震えが止まらない…。
ビショ濡れの体から、熱がどんどん奪われていく。
「はぁっ…せんせ。寒いっ…。」
「すぐ着くから、もう少し辛抱してくれ。」
そう言って私の手を握ってくれる。
先生の手から温かさが伝わってくる。
「せんせ…。あったかい…。」
「家に着いたら、温めてやるから、もう少し我慢してな。」