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ご主人様=ドSせんせい
第10章 不安☆雨に打たれて
先生の心臓の音が聞こえる。
心なしか少し速い心音。
先生の肌から直接感じる温かさが、私の体を満たしていく。
「せんせ…。」
「なんだ?」
「抱いてください…。」
「ダメ。ちゃんと体休めないと、体壊すぞ。」
先生を求めて体が疼いてるのに…。
先生の体にギュッて抱き付いた。
「体、ほんとに大丈夫なのか?」
先生が少し掠れた声で私に聞いた。
「はい。大丈夫です!先生のおかげで温かくなりましたよ。」
私が笑顔で先生を見上げると先生が
「じゃ、風呂に一緒に入るか?」
そう言った。
ドキドキが止まらない…。
どうしよう。恥ずかしい…。
俯いて赤面中の私の頭をポンポンとたたいた先生が
「その前に家に電話しておきなさい。その間に風呂は貯めておくから。」
そう言って、バスルームの方へ行ってしまった。