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ご主人様=ドSせんせい
第10章 不安☆雨に打たれて
私と向かい合ってお風呂に浸かる。
「愛音、今日は風呂から出たら、ゆっくり休め。明日、ちゃんと話さなきゃ行けない事話すから。」
先生が私の瞳をジッと見つめて、そう言った。
「はい…。せんせ、お風呂から出たら、また首輪付けてくれますか?」
恥ずかしくて俯いた私に、先生はクスッと笑う。
「当たり前だろ。その為に愛音に渡したんだから。」
ギュッと先生の腕の中に包まれて、幸せを感じる。
「愛音は、何も不安になる事はない。俺だけを見てればいい。わかったか?」
先生の言葉が、私の胸の中のモヤモヤを取り除いていく。
あれだけ聞くのが怖かった、榊原先生と翠川先生の関係。
明日ゆっくり話を聞こう。
今は不思議とそんな気持ちになれていた。