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ご主人様=ドSせんせい
第11章 過去☆榊原星夜の事情

未来は同級生達とは比べ物にならない大人の女で、俺はすぐに、未来に興味を持った。

毎週レッスンに来る未来は、際どい短さのスカート、胸が見えるくらいのシャツ、そんな服装であらわれては、思春期の俺を翻弄する。

「星夜君がコンクールで成績良ければ、私もご褒美がもらえるの。だから、私の為にも頑張って。」

上目遣いで俺を見つめる未来。

俺の腕には未来の大きな胸が押し付けられる。

未来から香る甘い香。

まだ若い俺にとって、それらは未知の世界で、甘い誘惑でしかなかった。

いつしか俺は喜ぶ未来の顔が見たくて、ピアノを弾くようになっていた。

そう何時間も何時間も、未来を喜ばせたくて、ただそれだけで練習を続けていた。
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