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ご主人様=ドSせんせい
第11章 過去☆榊原星夜の事情

「星夜、今日であなたの先生を辞めるの。今までありがとう!」

「えっ?なぜ?未来?これからも、会えるよな?」

「あなたとは、今日で終わり。私ね、今付き合ってる彼と海外に行くの。向こうで演奏して行く事になったわ。」

「彼氏?未来の彼氏は、俺じゃないの?」

すごく動揺したさ。

だって3年以上も俺は未来を恋人だと思ってたんだから。

でも、未来は違ったんだ。

次に言った未来の言葉を俺は、今でも忘れない。


未来は冷たい瞳を俺に向けてこう言ったんだ。


「私があなたみたいな子ども相手に、本気になるわけないでしょ?私はもっと上に行くの。あなたのお守りをしてる暇はないの。さようなら!」

そう言って未来は、俺の言葉も聞かず、俺の心を置き去りにして、フランスへ行ってしまったんだ。
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