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ご主人様=ドSせんせい
第11章 過去☆榊原星夜の事情
こうして俺の奥底に眠っていたサディスティックな気持ちが目覚めた。
あの日、初めて愛音の瞳を見た時に俺は、直感で感じたんだ。
この子はきっと俺が求めているような、マゾな一面を持っていると。
愛音が俺に告白してきた時は、体が震えた。
とうとう自分が求めていた理想なペットが見つかったってね。
愛音とこれから絆を深めようとしていたら、未来が帰ってきたんだ。
何も言わずにまた急に俺の前にあらわれたんだ。
あの時の事は、なかったように、普通に当たり前のように帰ってきた。
あの時と同じように、俺の気持ちは無視して、自分の思いだけを主張して。
俺の家に突然来た未来を、俺は無視して追い返した。
今更、なぜ俺の所に戻ってきたのかは、わからなかったが、俺には今は愛音がいる。
アイツを受け入れる場所なんて、空いてないんだから。