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ご主人様=ドSせんせい
第11章 過去☆榊原星夜の事情
ずっと無視し続けた俺に、未来は同僚としてアッサリと近づいてきた。
あの日、車の中で仮眠をとっていた俺に未来は突然迫ってきた。
気づいたら、俺のシャツのボタンは外されていて、どうにか未来を押し退けて、授業に出た。
まさか寝てる間に首筋にキスマークを付けられてたなんて、思わなかったけどな。
そのあと、俺を付け回していた未来は俺と愛音の保健室での事をネタに俺に言った。
「ねぇー、星夜。あの子との事内緒にするし、これで最後にしてあげるから、私にキスして。」
これで最後。
その言葉に俺は反応した。
たかが1回のキスで、未来が俺を解放してくれるなら、キスくらいくれてやる!
そう思ってキスしたのに、まさか愛音に見られてたなんてな。
全部、俺と愛音を別れさせようとして未来が仕組んだ事だったんだ。
昨日も、音楽室で何度も未来に迫られた。
「まだ私が好きなんでしょ?あなたには、私しかいないんだから。」
そう言われた。
俺はハッキリ言ったよ。
「お前への気持ちは、あの日流した涙と一緒に捨てた。俺は今、お前を愛していない。残っているのは、お前への憎しみだけだ!」