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ご主人様=ドSせんせい
第11章 過去☆榊原星夜の事情
先生がいる部屋に入ると、白いグランドピアノが1台置いてあった。
白いグランドピアノを生で見るのは、初めてだったので、すごくドキドキする。
すごーい!綺麗!!
興奮が顔に出ていたようで、先生が私に言う。
「好きに触っていいよ。」
試しに1つ鍵盤を押してみる。
♪〜
すごくいい音がする。
「見た目だけじゃなくて、音も全然違うんですね。すごく綺麗な音…。」
私がウットリとピアノの音色に、聞き惚れていると先生が
「愛音、いつも練習している曲、連弾してみるか?」
「えっ?そんな事できるんですか?」
「もちろん!愛音は主音を弾いて。」
そう言って先生が、二人用の長い椅子を持ってくる。
先に私が座ると、隣に先生が座った。