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ご主人様=ドSせんせい
第13章 学期末☆学園生活の日常
「はぁーっ…。」
私が大きなため息を付くと、花菜が声を掛けてきた。
「すごいため息だったけど、どうかした?」
「来週ある音楽の歌唱テストが、心配で憂鬱なんだよねー。」
「愛音は、ピアノはうまいけど、歌は普通だしね。」
花菜が遠慮する様子もなくハッキリと言う。
「もうさ、不安で嫌だよ。恥ずかしいしさ。」
「大丈夫。すぐ終わるって。」
そんな会話をしていると、クラスの女子達が、グラウンドを見ながらキャーキャー言っている。
今は、昼休み中。
外で男子が何かやっているのだろうか?
花菜と私も、女子達の視線の先を見てみた。
グラウンドでは、男子達がサッカーをやっていた。
その中心に一際目立つ美形男子が、汗を流しながら楽しそうに走っている。
「やっぱ滝澤は、格好いいよね。」
「サッカーめっちゃうまいしね。しかも頭もいいし。」
「彼女とかいるのかなー?」
女子達のお目当ては、どうやら柊斗のようだ。