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ご主人様=ドSせんせい
第13章 学期末☆学園生活の日常
試験が終わり、席まで戻って来た花菜を質問責めにする。
「どうだった?」
「全然平気だよ。先生のピアノに合わせて歌うだけだし。」
「何か言われた?」
「別に何もないよ。はい!いいよー!って終わりに言われたくらい。事務的な感じにサクサクっとやるから、気にしなくて平気だって。」
「歌ってる時は、どこ見てた?」
「別にどこ見たって平気だから。そんなの決まってないし。てか、先生見つめて歌ってみれば?」
と、あまりに緊張してる私に、花菜が軽く言う。
私と先生の関係を知っている柊斗が
「それは、余計緊張しちゃうんじゃない?」
と言って笑った。
そんな感じで話していると、私の前の出席番号の人が出てきた。
「神田さーん!どうぞっ!」
「はいっ!」
そう言って席をたった私に、花菜と柊斗が
「落ち着いてねー。頑張れ!」
と声を掛けてくれたけど、私の緊張はマックスだった。