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ご主人様=ドSせんせい
第16章 デート☆水族館
手にギュッと力がこもったので先生を見ると
「そろそろ他の水槽も見ようか。ここだけじゃないしなっ。」
そう言って先生が歩き出した。
小さなクリオネが水槽の中にいる。
わぁーっ!綺麗で可愛い。
クリオネに夢中になっていると、他の水槽を見ていた先生が後ろから、声を掛けてきた。
「何にそんな夢中になってるんだ?」
「クリオネです!すごく可愛いですよ。ホラッ。」
私が指差すと
「どれどれ?」
先生の顔が真横にきた。
「ほんとだー。綺麗だなっ。」
そう言って私の方を向いた先生の顔は、すごく至近距離で、今更ながらドキドキしてしまう。
見つめ合ったまま、先生が私から目を離さない。
やだっ。すごいドキドキするっ。
近くで見る先生、めっちゃかっこいいし。
どうしよう…。
私の方が、もうこれ以上見つめ合うのは限界だぁ…。
私が目を逸らそうとすると、先生が私の頬に手を添えて、優しくチュッとキスをした。