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ご主人様=ドSせんせい
第20章 密告☆引き裂かれた二人
「高校生と付き合って、囲っているって言うのは、本当か?榊原家の恥になるような事はするな!すぐに高校生と別れて教員を辞めて、家に戻れ!だとさ。誰がそんな言う事、聞くかってーの!」
先生は呆れ顔をして言った。
「俺も子どもじゃないんだ。自分の生き方は自分で決める。親父の言いなりにはならない。だから、愛音は心配するな。お前と、別れるつもりはないから。」
先生がギュッと私を抱き締めて、優しく髪を撫でる。
「星夜さん、私も星夜さんと別れたくないです。でも…迷惑はかけたくないです…。」
「俺がいつお前と付き合っているのを迷惑だと言った?」
体を離して真っ直ぐに私を見つめる。
「迷惑だなんて思った事は一度もない。俺から離れようなんて思うなよ。」
両手で頬を挟まれ、上を向かされる。
先生の真剣な眼差し。
合った瞳と瞳が離せない。
「お前は誰にも渡さない。俺が飽きるまで、お前は俺の物だ。離れる事は許さない。」