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ご主人様=ドSせんせい
第22章 接近☆柊斗と愛音
「柊…斗…?」
軽く柊斗の胸を押したけど、どいてくれそうもない。
柊斗の表情は、すごく真剣で、より一層こんな状態でいるのは、危険だと私の心の警報が鳴る。
「柊斗…だめだよ。こんな…。どいて…お願い…。」
「あの雨の日、俺は榊原先生に言ったよね?」
「………。」
「愛音ちゃんを泣かすのは、許さない。今度隙を見せたら、俺が貰うからって…。」
「………。」
確かに先生を待っていた雨の日、柊斗は先生にそう言っていた。
あの日…柊斗とキスしそうになったんだっけ…。
私…柊斗の優しさに揺らいだんだ…。
今も、まさに同じような状態だよね…。
私…柊斗の事…。
私の心がまた揺れていた。