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ご主人様=ドSせんせい
第22章 接近☆柊斗と愛音
「愛音ちゃん…。」
少し掠れた声で呼ばれて、髪を優しく撫でられると、指先が耳をかすめて、体がピクッと反応する。
真っ直ぐで力強いオスの瞳をした柊斗から、私は瞳をそらせない。
「柊斗…。」
「愛音ちゃん、好きだ。俺、愛音ちゃんを諦める事なんて出来ない。」
「でも…私はやっぱり先生が好きなの…。」
「先生のかわりでも構わない。俺の事は好き…?」
すごく心配そうな顔をして答えを待っている。
先生と出逢う前に柊斗に出逢っていたら、付き合っていたかもしれない。
柊斗の事は好きだから…。
私は柊斗を見つめて、素直に答えた。
「柊斗の事、私も好きだよ。」