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ご主人様=ドSせんせい
第23章 浮気☆偽りの恋人
「愛音…?どうしたの?俺なんか悪い事言った?」
私の涙を指で拭い、柊斗が私の体を抱き起こして、抱き締めた。
優しく髪を撫でて、落ち着くまで抱き締めてくれていた。
「ごめんなさい。柊斗…。やっぱり柊斗に抱かれる事が出来ないの…。やっぱり先生を忘れられない…。」
私を抱き締めたまま、柊斗が答えた。
「愛音。今日は、もう抱かないけど、俺は愛音を諦めないから。少しずつ俺を好きになってくれればいいから。榊原先生を忘れさせるように頑張るから。俺の側にいてほしい。」
「そんな事したら、また柊斗を傷つけちゃうよ…。だから、もうダメだよ…。」
そう言った私の唇を柊斗の唇が塞いだ。
「んっ…。」
激しく口内を乱していく。
「はぁーっ…。」
唇を離して私のおでこに柊斗のおでこが、コツンと当たった。
「そんな事言うなよ…。俺をこれ以上傷つけないって言うなら、もっと俺を見て。先生がいない間に、愛音を奪えるように、俺も頑張りたいからさっ。」