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ご主人様=ドSせんせい
第24章 潜入☆榊原星夜ソロコンサート

先生のピアノの音色は、相変わらず素敵で、客席は完全に先生の虜になっていた。

中には泣いている人もいて、客席は先生の作り出す世界に飲み込まれていた。


こんなにもすごい先生を目の当たりにして、私は情けない気持ちでいっぱいになってきた。

何曲か終わり、休憩前の曲を最後まで聞けず、私は他のお客さんの迷惑にならないように、会場を出て気持ちを落ち着かせていた。


休憩になるというアナウンスの前だったので、演奏が終わってもお客さんは、誰もでてこなかった。


先生に会えた事は嬉しかったのに、先生を遠く感じて何も出来ない、先生にふさわしくない自分が情けなくて、涙が出てきた。

誰もいない廊下で泣いていると、ふいに後ろから手を引っ張られ、近くのドアの向こうに引きずり込まれた。

「やだっ!誰?」

突然の事にパニックになり、慌てると後ろからギュッと抱き締められて、聞き覚えのある優しい声に名前を呼ばれた。

「愛音、会いたかった…。」

ずっとずっと聞きたかった声。

ずっとずっと会いたかった人。


「せんせー!!」

私は後ろを向いて先生にきつく抱きついた。
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