この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ご主人様=ドSせんせい
第24章 潜入☆榊原星夜ソロコンサート
『いやーっ。』
『やだぁー!』
泣き叫ぶ人まで出てきた。
もうアイドル並みの人気だ。
「僕はもう演奏する側からは、引退しようと思っていました。そんな中、彼女に出逢いピアノを弾く愉しさ、初心の心を思い出せたんです。今こうしてコンサートを開こうと思えたのも、彼女のおかげなんです。僕も人間です。普通に恋愛もします。やっと見つけた運命の人をこれからも、愛していきたい。だから、皆様勝手なお願いかと思いますが、温かく見守って頂けたら、嬉しいです。」
ざわざわしていた会場から、ポツポツと拍手も聞こえ始めた。
「ありがとうございます。訳あって今、彼女とは会えずにいます。この会えない時間も彼女に負けないように、自分が出来る事を精一杯やろうと思い、音楽活動を復活しました。今日こうして、たくさんのファンの皆様が僕の演奏を聴きに来てくださった事、感謝の気持ちで一杯です。皆様が応援してくださる限り、また音楽活動もしていきたいと思っています。これからも、パワーアップした榊原星夜を、よろしくお願いいたします!今日は、本当にどうもありがとう!」
先生の言葉を聞いて、会場が一度静かになると、あちこちから大きな拍手が起こった。
『頑張って!』
『これからも、ついていくから!』
客席から色々な声援が飛んだ。