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ご主人様=ドSせんせい
第28章 秘密☆二人で決めた決まり

キッチンに立って料理をしていると、先生がニコニコしながら近付いてきた。

「もうすぐ出来ますよ。」

味噌汁を混ぜていると、私の後ろに先生が来た。

「いい香りだ。」

先生の腕が、後ろから私の腰に回る。

私のお腹の上あたりに先生の手が置かれて、私をすっぽり包みこんだ。

「たまには、こういうのもいいな…。」

耳元で囁くように先生が言うから、ドキドキが止まらない。

「先生とずっとこうしてたいです…。」

私の後ろ髪を先生が、横に流すと露になったうなじに、先生がチュッチュッと唇を押し当てた。

「んっ…。」

先生の唇の感触…。

昨日激しく抱かれた事を思い出して、体が熱くなるのを感じた。


「せんせ、もうすぐ出来るんで、待っててください…。これじゃ作れない…。」

「なんで?愛音は手を動かしてればいいんだから、作れるだろ?」

そう言いながら、私の耳朶を甘噛みする意地悪な先生に、私は翻弄されっぱなしだ。


もう、先生には逆らえないから…。
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