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ご主人様=ドSせんせい
第28章 秘密☆二人で決めた決まり
「ありがとう。」
先生が優しく微笑んだのを見て、私もホッとする。
「俺の実家にマスコミが来たから、多分未来との関係は、熱愛で発表されると思う。でもそれは、俺達にとっては、ある意味カモフラージュになるだろ。」
「確かにそうですね。」
「未来には悪いが、今度はこっちが利用させてもらう。ただ、未来があれだけで諦めたとは思えない。余計にエスカレートするかもしれない。」
「そうですよね。もしかしたら、マスコミに何か流すかもしれないし…。」
「あいつは、自分の名前をとりあえずマスコミに売り込みたいから、しばらくは何もしないと思う。ただ、愛音と俺の関係が世の中にバレたら、こうして会えなくなる。」
「はい…。」
「だからな、愛音。しばらくは学校でだけ、また週1のレッスンに戻さないか?」
「………。」
私は先生の提案に、何も言葉を返せなくなってしまった。