この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ご主人様=ドSせんせい
第28章 秘密☆二人で決めた決まり
「さすがに学校までは、誰も入って来れないし、誰かがばらさなければ、俺達の関係がバレる事はないと思うから。」
「翠川先生は…?」
「あいつは、2学期からは学校に来ないと言ってたから、大丈夫だ。愛音が卒業するまで、あと2年半の我慢だ。会えなくなるよりは、ましだと思うけど、それでもいいか?」
先生が心配そうに私の顔を覗き込む。
先生とやっと外でも会えると思ったのに…。
先生と生徒っていうのは、確かにタブーなのかもしれないけど、何も悪い事してないのに…。
でも、先生に迷惑は掛けたくない。
それに、先生と別れる方がもっと嫌だ。
本当はこうして先生と普段も会いたかったけど、私は先生の提案に頷いた。
「わかりました。でもせんせ、メールしたり電話したりはしてもいいですか?」
泣きそうな声で言った私の頭を、先生が優しく撫でて、優しい瞳で見つめてくれる。
「もちろんだよ。」