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ご主人様=ドSせんせい
第28章 秘密☆二人で決めた決まり

「さすがに学校までは、誰も入って来れないし、誰かがばらさなければ、俺達の関係がバレる事はないと思うから。」

「翠川先生は…?」

「あいつは、2学期からは学校に来ないと言ってたから、大丈夫だ。愛音が卒業するまで、あと2年半の我慢だ。会えなくなるよりは、ましだと思うけど、それでもいいか?」

先生が心配そうに私の顔を覗き込む。

先生とやっと外でも会えると思ったのに…。

先生と生徒っていうのは、確かにタブーなのかもしれないけど、何も悪い事してないのに…。

でも、先生に迷惑は掛けたくない。

それに、先生と別れる方がもっと嫌だ。

本当はこうして先生と普段も会いたかったけど、私は先生の提案に頷いた。

「わかりました。でもせんせ、メールしたり電話したりはしてもいいですか?」

泣きそうな声で言った私の頭を、先生が優しく撫でて、優しい瞳で見つめてくれる。

「もちろんだよ。」
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