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ご主人様=ドSせんせい
第32章 合宿☆バスの中で…

席について落ち着くと、花菜が柊斗と座りたいと言った事が急に気になりだした。

花菜は、以前柊斗と一緒に出会った友達とは、結局付き合わなかったようで、今は恋人募集中。

イケメン好きな花菜。

初めて柊斗に会った時も、私は同じクラスなのもわからなかったけど、花菜は名前を覚えていた。

最近は、花菜と柊斗と私の3人で行動してる事が多いから、気付かなかったけど、もしかしたら花菜は柊斗の事…。

でも、もしそうだとしたら、何で相談してくれないんだろう…。

そんな事を考えていたら、花菜と柊斗が席の上から顔を出してきた。

「今日泊まるとこ、1部屋に2人だって。贅沢だよねー。結構良さそうな旅館だしね。」

「そうだね!花菜と泊まりで出掛けるの初めてだから、私も楽しみだよっ。」

花菜と顔を見合わせて、キャッキャとはしゃいでしまう。

やっぱり、こういうの楽しみだよねっ。

「俺は知らん奴と部屋一緒だったら、嫌だなぁー。」

柊斗はすこし不安そうだ。

「ま、それ以外は一緒だしいいじゃん。」

花菜が柊斗を励ます。

うーん。

やっぱり、花菜は柊斗の事…。

夜にでも、ちょっと聞いてみようかな?

そんな風に会話を楽しんでいたら、先生がバスに乗り込んできた。
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