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ご主人様=ドSせんせい
第32章 合宿☆バスの中で…
「皆さん、全員揃ったみたいなんで、出発しましょうか?じゃ、これからは、ガイドさんにかわりますね。えーっと、空いてる席は…。」
先生が席を探していると
「はーい!せんせ!神田さんの隣空いてまーす!」
花菜が大きな声で、先生を呼んだ。
えっ?
バス移動の間は、寝ようと思ってたのに…。
しかも先生が隣に座るなんて、嬉しいけど…。
「せっかく声掛けていただきましたし、神田さんの隣にお邪魔します。では、皆さんはガイドさんの言う事をちゃんと聞いてくださいね。」
「はーい!!」
花菜が私の方をチラッと見ると、私に微笑んだ。
花菜…。
やっぱり、なんか気付いてるのかな?
先生が狭い通路を前から、こちらに向かって歩いてくる。
私の隣に来た先生は、いつもの先生バージョンの笑顔を浮かべながら
「神田さん、失礼します。旅館まで、よろしくお願いしますね。」
いつもの先生バージョンの口調で私に言った。
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
私も生徒として答える。
私の隣に座って、周りから見えにくくなると、先生は私だけのご主人様へと変わった。