この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ご主人様=ドSせんせい
第32章 合宿☆バスの中で…
「まさかこんなとこで、近づけるなんて、沖田に感謝しなきゃな。」
小声で先生が私に言って、私の手を取って握ってきた。
「せんせっ!」
慌ててその手を離そうとすると
「大丈夫。一番後ろの席だし、こうしてれば見えない。」
そう言って私の膝かけの下に握ったままの手を隠した。
バスの中はバスガイドさんが、クイズを出してくれたり色々してくれて大盛り上がりだ。
小学生の時に行った遠足の時を思い出すような、そんな感じの盛り上がり。
皆がワイワイしてる中、私と先生だけ隠れて手を繋ぎ、まったりとしていた。
「キスしたいなー。」
先生が私の耳を触りながら、囁いたので、私は必死に首を振った。
無理!無理!
小声で先生に言うと、先生はニヤッと笑って近づいてくる。
ぎゃーっ!
さすがにバレる!
ダメだって!
先生の鬼!
覚悟を決めて、ギュッと瞳を閉じた。