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ご主人様=ドSせんせい
第32章 合宿☆バスの中で…

「まさかこんなとこで、近づけるなんて、沖田に感謝しなきゃな。」

小声で先生が私に言って、私の手を取って握ってきた。

「せんせっ!」

慌ててその手を離そうとすると

「大丈夫。一番後ろの席だし、こうしてれば見えない。」

そう言って私の膝かけの下に握ったままの手を隠した。

バスの中はバスガイドさんが、クイズを出してくれたり色々してくれて大盛り上がりだ。

小学生の時に行った遠足の時を思い出すような、そんな感じの盛り上がり。

皆がワイワイしてる中、私と先生だけ隠れて手を繋ぎ、まったりとしていた。

「キスしたいなー。」

先生が私の耳を触りながら、囁いたので、私は必死に首を振った。

無理!無理!

小声で先生に言うと、先生はニヤッと笑って近づいてくる。

ぎゃーっ!

さすがにバレる!

ダメだって!

先生の鬼!

覚悟を決めて、ギュッと瞳を閉じた。
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