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ご主人様=ドSせんせい
第34章 恋話☆秘密を共有する夜
「愛音は、滝澤の事好きなの?」
花菜が心配そうに聞いてくる。
「ううん。柊斗は友達だよ。」
「そっか。良かった。」
花菜がホッとした様子が、伝わってくる。
やっぱり花菜は、柊斗の事が好きだったんだ…。
「ねぇ、愛音。友達じゃん、私達。私は絶対に愛音を裏切らないし、いつでも力になるから。滝澤だけじゃなくて、私にも本当の事を話して。」
やっぱり花菜は、私と先生の事に気付いてるんだ。
私ももう、花菜には嘘を付きたくない。
花菜だって今、こうして自分の気持ちを聞かせてくれたんだから。
「愛音の彼氏って、榊原先生なんでしょ?もう隠さないで。私も一緒に応援するから。」
花菜の事は信じてる。
絶対誰かに言ったりしないってわかってる。
花菜の真剣な瞳を見て、私は覚悟を決めた。