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ご主人様=ドSせんせい
第34章 恋話☆秘密を共有する夜
「はい。花菜に話せて私もスッキリしました。」
「なぁ、愛音。」
「はい?」
「そういう悩みも、ちゃんと俺に話せよ。俺は愛音の悩みを全部は気付いてやれない。言わなきゃわからない事もある。セックスの時は主従関係でも、普段は恋人だ。何も遠慮する事はない。」
そう言って私の髪を優しく撫でる先生。
こうやっていつも先生は、私を甘やかす。
甘えてばかりの自分が嫌になる時だってあるのに。
でも、先生が私の事を大切に思ってくれている事は、いつもしっかり感じているから。
「せんせ、いつもありがとう。」
コツン…。
隣りに座る先生の肩に、私は甘えるように頭を預けた。
「そう、素直に甘えればいいんだ。」
先生の優しい声が聞こえた。