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ご主人様=ドSせんせい
第34章 恋話☆秘密を共有する夜
チュッ…。
繋がったまま先生の唇が、優しく私の頬に触れる。
くすぐったいような柔らかな感触に、瞳を開ける。
瞳を細めた先生が、心配そうに私を見つめていた。
「…どうした?気持ち良くないか?」
心配そうに聞く先生に、私は首を横に振る。
「ん?どうした?言わないとわからないだろ?」
髪を優しくすきながら先生が、囁くように聞いてくる。
「せんせ…好き…。」
「フッ…それはわかってる。何を不安に感じてる?」
「えっ?」
「何か不安なんだろ?お前が考えてる事くらいだいたいわかる。」
「せんせ…。」
「どうせ合宿が終わって、俺と会えなくなるのが寂しいとか考えてたんだろ?」
「………っ。」
「お前の事なら、だいたいわかるさ。」
「せんせ…っ。」
「大切な女の事なら、いつもちゃんと見てるからな。それくらいは、わかってるつもりだ。」
先生のその言葉に胸がギュッと締め付けられた。
気持ちが嬉しくて、私の瞳からは涙が溢れていた。