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ご主人様=ドSせんせい
第35章 困惑☆滝澤柊斗の思い
朝食はフロアーに集まってのビュッフェスタイル。
花菜と一緒に席に座ると、私達の席に柊斗がやってきた。
「沖田、愛音。おはよ!」
「あ!滝澤、おはよっ。」
「柊斗、そこ席空いてるから、私達と一緒に食べよう!」
「おう!じゃ、ちょっと食べる物持ってくるよ。」
柊斗が離れると、私は花菜の方を見てニヤッとする。
今日はいいだけ、柊斗と花菜を二人きりにしようと思っている。
話す機会が増えるだけでも、随分と変わるんじゃないかと思ったからだ。
多分柊斗は、花菜の事を女子として見ていない。
ならば、今日は少しでも、花菜の女らしいとこを感じるチャンスを与えていきたい!
私だけじゃなくて、近くにいる柊斗を好きだと言ってる女子にもっと目を向けて欲しいんだもん。
そんな私の思惑を知らない二人。
今日は急接近してもらうぞっ。
「ん?愛音?どうしたの?」
「ふふっ。私はここで待ってるから、花菜は柊斗と二人で先に食べ物取っておいで。」
「えっ?じゃ、遠慮なく行くね!」
やや小走りに柊斗を追いかける花菜を見ていたら、私も幸せな気分になってきた。