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ご主人様=ドSせんせい
第35章 困惑☆滝澤柊斗の思い
バスの中はカラオケ大会となっていて、皆盛り上がっている。
カラオケなんて、しばらくやってないなぁー。
そんな事を思っていたら、沖田が急にふざけた事を言い出したんだ。
「ね、滝澤。一緒にデュエットしようよ!」
「は?デュエット?そんなの嫌に決まってんだろ。」
「えぇ?いいじゃん。」
しつこく誘ってくる沖田だが、俺は断固として拒否する。
だってデュエットなんて、飲み屋のおじさんおばさんが、やるようなイメージしかないだろ?
そんな恥ずかしい事、大勢の前で出来るわけがない。
そんなこんなで言い合いをしていると、沖田が突然後ろのバカップルに話し掛けた。
愛音はデュエットくらいしてあげれば?みたく言う。
人の気も知らないで。
先生にいたっては、なかなか痛いとこをせめてくる。
しかも、いい男が台無しですよ!とか、思ってもいないくせに。
あんたのイケメン具合には、誰も勝てないってのにさ。
いつか仕返ししてやると、負け惜しみを言った俺。
完全に子ども扱いされている。
あぁ…もうどうにでもなれ!