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ご主人様=ドSせんせい
第35章 困惑☆滝澤柊斗の思い
それから先生と俺は、何事もなかったように、淡々とレッスンをした。
何事もなかったように。
レッスンをしながら、先生を見る。
男の俺でさえも、格好良くてイケメンなんだと思うんだから、俺が敵うはずないのは、わかってんだけどな…。
あぁ…愛音以上に好きになれる人いないかなぁ。
そもそも、俺を好きって言ってくれる女がいるのだろうか…。
愛音以外、眼中になかったからなぁ。
そんな事を思う俺の事を、思ってくれてる人が近くにいるなんて、さすがにこの時は気づくはずもなかった。
まだまだ愛音で一杯な俺は、周りに目なんて向けられてなかったから。
次の日から、それを少しずつ感じる事が起きるんだけど、愛音や先生がいろいろ仕組んでたとは、わからなかったなぁ。
この後の合宿で、俺と沖田は急接近する事になる。
この時は沖田の気持ちなんて、知らなかったから、ただの友達だったんだけどな。
いつ何があるかわからないよな。