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ご主人様=ドSせんせい
第6章 調教☆ご奉仕
午後の暖かな陽があたるラウンジで、今日は花菜とお弁当を食べていた。
「愛音って、お弁当自分で作ってるの?」
「うん、そうだよー!」
「偉いね!しかも上手だし。私なんてまだお母さんに作って貰ってるよ。」
そう言って花菜が苦笑いした。
「花菜はさ、高校入って恋してる?」
「うーん、まだいい人に出会えない。先輩とか格好いい人いないかなー。そういう愛音は?」
「好きな人は出来たけど、内緒っ。」
「教えてよー。」
花菜と女子トークに花が咲いていると、後ろから声がした。
「楽しそうですね?お昼ご飯中ですか?」
その声に後ろを振り向くと、楽譜を持った榊原先生が私達を見て笑っていた。
ドキドキ…。
まさか今日先生に会えるとは思わなかったから、やたらドキドキする。
そんな私に先生は、声を掛けてくる。
「神田さんのお弁当は、自分で作ったんですか?」
恥ずかしくて顔をあげられず、俯いたままコクンと頷く。
「卵焼き、美味しそうですね。1つ戴いてもいいですか?」
えっ?驚いて顔をあげると、先生が優しい瞳で首を傾けていた。
「あっ!はい、どうぞ。」
先生にお弁当箱を差し出すと
「じゃ、戴きますね!」
そう言って卵焼きを取ると口の中に入れた。
美味しかったかな?味大丈夫かな?
先生がどんな感想をくれるのか不安で、先生をジッと見つめる。