この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ご主人様=ドSせんせい
第42章 妹☆琉亜の秘密
信じられない急な展開に、頭はパニックになっていた。
そんな内容の事をすぐに理解するのは、難しい事だしパニックになるのは、当然なんだけど…。
もともと、何で琉亜さんは、榊原家に養子に入ったんだろう?
お父さんと、琉亜さんはどこで出会ったんだろうか?
「せんせ、琉亜さんはいつから榊原家に入ったの?」
「俺が家を出てからだと思う。だから、俺は琉亜とあの家で過ごした事はない。」
「先生がお父さんに反抗して、家を出てからなら、そんなに昔の事ではないんですね…。」
「あぁ。親父と琉亜がどうやって出会ったかは知らないが、親父が綺麗な声を持つ養子を迎えたという話は聞いてたんだ。」
「綺麗な声?」
「そう、琉亜は声楽が専門だ。あいつの歌は確かに素晴らしい。親父はあいつの才能を買ったんだろうな。」
「それがどうして、性奴隷なんかに…?」
「そこまでは、さすがに俺もまだわからない。正直、親父と琉亜の関係にいちいち口を挟むつもりもない。」
「え?琉亜さんを助けてあげないんですか?」
「助ける?」
先生が私の言葉に怪訝な表情をした。
私は何で先生がそんな顔をするのかわからなくて、先生をジッと見つめた。
「お前はあいつが、助けを求めていると、本当に思うのか?」
「だって、血は繋がってなくても、父親に無理矢理体を求められているんですよ?」
「なぜ、無理矢理と思う?無理矢理ではなかったら?」