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ご主人様=ドSせんせい
第42章 妹☆琉亜の秘密

信じられない急な展開に、頭はパニックになっていた。

そんな内容の事をすぐに理解するのは、難しい事だしパニックになるのは、当然なんだけど…。

もともと、何で琉亜さんは、榊原家に養子に入ったんだろう?

お父さんと、琉亜さんはどこで出会ったんだろうか?


「せんせ、琉亜さんはいつから榊原家に入ったの?」

「俺が家を出てからだと思う。だから、俺は琉亜とあの家で過ごした事はない。」

「先生がお父さんに反抗して、家を出てからなら、そんなに昔の事ではないんですね…。」

「あぁ。親父と琉亜がどうやって出会ったかは知らないが、親父が綺麗な声を持つ養子を迎えたという話は聞いてたんだ。」

「綺麗な声?」

「そう、琉亜は声楽が専門だ。あいつの歌は確かに素晴らしい。親父はあいつの才能を買ったんだろうな。」

「それがどうして、性奴隷なんかに…?」

「そこまでは、さすがに俺もまだわからない。正直、親父と琉亜の関係にいちいち口を挟むつもりもない。」

「え?琉亜さんを助けてあげないんですか?」

「助ける?」


先生が私の言葉に怪訝な表情をした。

私は何で先生がそんな顔をするのかわからなくて、先生をジッと見つめた。


「お前はあいつが、助けを求めていると、本当に思うのか?」

「だって、血は繋がってなくても、父親に無理矢理体を求められているんですよ?」

「なぜ、無理矢理と思う?無理矢理ではなかったら?」

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