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ご主人様=ドSせんせい
第42章 妹☆琉亜の秘密
先生が私をジッと見つめ返す。
無理矢理じゃない、合意の上の行為だっていうの?
そんな…。
嫌じゃないなんて事があるの?
でも、本当に助けて欲しかったら、音楽室で先生と話していた時に先生にペットにして!なんて、言わないはず。
お父さんの性癖の事だって、なんら気にする事なく、先生に話していた。
琉亜さんは、自分で望んでそんな生活を送っているの?
私だったら、絶対に嫌だと思うけど…。
「わからなくて当然さ。琉亜には愛音みたいなピュアな気持ちなんて、もうとうの昔になくなってんだよ。」
「そんな事…。」
「あるんだよ。愛音にはわからないだろうけど。琉亜にとっては、生きていく為には当然の事なんだろうな。そうやって生きてきたから、何とも思わないのさ。」
「それで、琉亜さんは、幸せなんですか?」
「そこまでは、俺にはわからない。ただ、琉亜はこの状況を楽しんでいる。俺には、少なくともそう感じた。」
「そんな…。」
琉亜さんの気持ちは、誰にもわからないけど、確かに琉亜さんは学校でも、辛そうな面は見せていない。
音楽室で先生に迫っていた時だって、どこか楽しんでいるようにも見えた。