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ご主人様=ドSせんせい
第42章 妹☆琉亜の秘密
「泣いている暇があるなら、自分で動きなさい。今日は俺は指を動かさない。好きなように自分で動け。」
今日の先生は久しぶりに、サディスティックで、私に甘えを与えてくれない。
最近は、恋人同士の甘い時間を過ごす事が多かったから、こういう先生を見るのは久しぶりだった。
でもそんな冷血な先生の瞳や言葉に私の体は、ゾクゾクと興奮を覚えていた。
これから先生に与えられる色々な行為や言葉に期待をして…。
「どうした?やらないなら、今日はこのままだぞ。俺は別に構わないがな。」
先生の言葉に頷いて、私は縄で縛られた体で、腰だけを動かして先生の指の感触だけで、快楽を求めた。
思うように動かない体。
全く動かない先生の指。
そんな状態での快楽は、本当に些細なほどしか与えられなくて。
体はどんどんと、強い刺激を欲してくる。
でも、どうする事も出来なくて、その少しの快楽でさえも得ようと、私はただ浸らすらに、腰を動かしていた。
「はぁっ…んっ…あっ…。」
切ない声で喘ぐ私を尚も先生は冷ややかな瞳で、見つめ続けている。
先生の指を使って、ただ快楽のみを得る為に、自分で動く惨めな私の姿を、淡々と見つめていた。
せんせ…私何だか虚しいです…。
私の瞳から、涙がポタポタと落ちていった。