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ご主人様=ドSせんせい
第44章 愛奴☆琉亜の本質
最初は中学からエスカレーター式の高校に通っていた。
高校の同級生から、たまたま今の高校の話を聞いて、そこでご主人様の息子が、先生をしている事を知った。
興味がすごく沸いた。
何だか全身から、ザワザワと沸き上がる好奇心が、私を行動にうつさせた。
調教後、部屋に戻ったご主人様にパンフレットを見せながら、私は声を掛けた。
「ねぇ、パパ。私この高校に編入したいの?」
一瞬見せたご主人様の険しい表情。
私を息子がいる高校に行かせたくない理由が何かある。
私は直感で、そう感じた。
でも、私はひるまなかった。
ご主人様のその動揺で、私は余計にその息子に会ってみたくなったから。
「パパの息子が先生やってるんでしょ?だったら、余計にいいじゃない?」
「何でそれを知ってる?」
「友達から聞いたの。星夜さんは、カリスマ講師だって聞いた。」
「そんなに有名なのか?」
「どんな先生なのか、詳しくはわからないみたいだけど、凄い人がいるって、噂はあるみたいだよ。」
「そうか…。」
「私、この高校に編入していい?パパに迷惑はかけないから。」
甘える私をジッと見つめて、ご主人様は深くため息をついた。
「ワガママは、今回だけだぞ。次からは許さない。それから、今後星夜には関わるな!それが約束出来るなら、編入を許そう。」
「はい。大丈夫です!」
明らかにご主人様は、何かを隠そうとしている。
息子の星夜はきっと何か面白い情報を持っているに違いない。
この親子の関係をもっと崩してやりたい!
私の中で黒い闇が広がっていった。