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第44章 愛奴☆琉亜の本質

編入した私はｸﾗｽに入った途端、１人の女子の視線を強く感じた。

私が榊原星夜の妹だと聞いて、明らかに動揺するその子。

他の人は皆、ただ好奇心での眼差しだったけど、彼女だけは違った。

明らかに動揺している。

持ち前の直感の良さが、彼女が兄と何か関係あるのだと、感じさせた。

面白い！！

私は彼女の方を見て、少し挑発的な笑みを浮かべた。

潤んだ瞳と瞳が合うと、すごい勢いで彼女が瞳をそらした。

間違いない。

彼女は兄と何かある。

ご主人様が、私に隠したがる何かと関係してるかもしれない。

これはやっぱり楽しい事に、なりそうだわ。